#19【KIESEL】スマホでオーダーギターを買った話
おぱようおぱよう。よじはむだよ。
とうとう来たよKIESEL。まずはこいつを見てくれよ
KIESEL ZEUS7 じゃ！やったー。可愛い〜〜〜
このギターは形、木材選び、カラーリング、以下略全部自分で選んだんだよね。セミオーダーって括りかな。
頼んだときのCG
ギターを買う時って基本楽器屋の吊るしを買う感じなんだけど、他の人とはカブりたくないぜ。ｸﾞｷﾞｷﾞ。って言う変な層向けに形から何から全部自分で仕様を決められるフルオーダーってのがあり、まぁそこまでじゃないけど自分仕様の欲しいよね。って層にはあらかじめ製品で出してる形を指定して、木材なり何なりを決めるセミオーダーってのがあって、ある程度のマニアは国内メーカーだったら直接行ったり、代理店の楽器屋を通してオーダーシートを書いて買う感じなのかな。フルオーダーはカッコいいの出会った事無いからあんまオススメ出来ない。すげーたけーし笑
今回俺が買ったKIESEL GUITARSって会社はアメリカは南カリフォルニアに有るメーカー。中1英語すら怪しい俺がどうやってオーダーしたのかをつらつら書いていこうと思う。
正直見た目可愛いから選んだ故にプレイアビリティに関してはあんまり期待してなかったが、エラい良いギターが来ちゃったもんでテンション上がってるぜ。
1.ことの発端
メルカリでビンテージムスタングが売れた俺「新しいギター欲しい」
絶対もっと他に使った方がいい金なのにギターを減らすとギターを増やしたくなっちゃうマン。一生モンが俺の周りをかこってる。
そんでメルカリを巡回してたらSkervesenのswan7が目に止まった。
これの青。お値段¥300,000。正直クッソ安いけど…とりあえず、冷静になってから買おう。朝買おう。っつって起き抜けに確認したら案の定SOLD。
もうこうなっちゃうと完全に火がついちゃっておいねぇ。Skervesenのホームページからオーダーかける事に。意外とベーシックに収まりそうな感じだったけど€3000。日本円で¥400,000くらい。
やだ…安い…(感動)(病気)としか思わなかったが納期確認したら"〜12month"と。
英語出来ない俺でも分かる。コレは1年の事だ。しかも調べるとバックオーダーの具合で1〜3年は平気でかかるらしい。待てるか。
そこからまー色々見て回ったけど納期長いし結構良い値段するんだよね。我がmayonesも見たけどカラーが良いのが無くて残念やった。Regiusは俺んがいっちゃんいい。
ちょっとした島みたいな色
そこで公式HPでギターの仕様を着せ替え人形みたいにして遊べたKIESELを思い出して見積もりとったらマァ安い。納期半年。こりゃ買うべ。っつって真面目にオーダー内容を決める事に。
2.オーダー方法
KIESEL公式HPには上述のwebでいろんなパターンの着せ替えギターちゃんが作れるBuilderっつーのがある。ギターオタクくん達はここで何時間も時間を潰してる。
このタブのBuilder ってやつね。BETAは最近ベース版が出たからその事だと思う。
そーすっとこんなんでてくる。ベーシックなAriesってモデルだね。色んなのあるから好きな奴探してみ〜。
Builder Menu→Model→Standard→Electricで出る。
ちなみにデフォのお値段
2022.5月現在の日本円で¥170,000くらい。俺は2月に買った時1ドル¥115だったから2万位高くなってるね。それでも安い。
でもホラこんだけじゃね。味気ないじゃない。
フレット斜めにしたりよ。
セールでお安い。普通は$200
8弦にしたりよ。
9弦まで選べちゃう。
こんな変態ネックにしたりよ。
maxで7plyまでいける。ただ$400
Top材もエキゾチックウッドが普通にある。頼めばもっとマニアックなのがあるらしいよ。
カラバリも豊富
Modulusみたいなのも有るよ(高いけど)
ちなみに俺はこのSeafoam greenってやつが大好き
ちなみに、もう次はコレって奴決めてて、こんな感じ。
20万いかない位かな。安〜い。AZﾖﾛｼｸな感じ。
このようにボディ、ネック、指板の木材は全部選べて、ピックアップの種類や色(ポールピースの色も!)トレモロ有無、ハードウェアカラー以下略！までも選べちゃう優れもの。それでいてオタク仕様にしなければどんなに高くても¥250,000以内で収まるコスパの高さ。よそのメーカーは普通に倍以上するね。
ちなみに全マシダブルにするとこんな感じ
¥660,000だと。
ピックアップの音色はほぼ全部この動画で聴けるよ。
Kiesel Guitars 6 String Humbucker Pickup Comparison 2019 - YouTube
めっちゃマジで聴いて、リアをLithiumに、フロントをHoldsworthにした。リアは問答無用でLithiumがいいと思う。おしとやかなジャンルでも綺麗に合うと思うで。記載されてないし調べても出てこないけど多分アルニコ5の12.5kくらいだと思う。Holdworthの方はアルニコ5で5.5kとかかな。弾いてて若干線が細い。
遅くなったけど俺が頼んだzeusのスペックシート貼っとくね。半年かかるって言われてたけど3ヶ月で来た。キーセルえらい。最高。
全然音に関係ないけどキャビティカバーとかトラスロッドカバーエボニーにした方が絶対カッコいい。$50の価値はある。みてこれ
見えないｵｼｬﾚ…ｲｲｯ‼︎(木ネジまっすぐ入れぇ…)
あと
顔みたいで可愛い。
目キラキラさせちゃった。$10
頼んでないのにバーズアイ
バーズアイ嫌いなんだよね。ブツブツしてんじゃん。けど世間的にはレア扱いなので全然OK
ネックの気取りが変。ｼｭｷ
お昼寝明けに届いてたんだけどこんなんあったらテンション爆上がりするね！
荷姿はこんな感じ。緩衝材ナシ。アメリカ〜ン。神経質な人はハードケースにしたらいいと思う。ヘッドレスは無いけど
3.KIESELを選んだ細かい理由(なげーから読まなくても全然いい)
KIESEL社が有るカリフォルニア、ロサンゼルスのしか出てこなかったけど年間通して気候がマジで一定なんよ。
ロス
ちば
湿度はあんまり変わらないけど実際居る人は日本みたいにジメジメしてないって言うね。
ってのもカリフォルニアは北極の方から冷たい風が来るらしくて、日本とはかなり違う気候らしい。北極さん。日本にもひとつよろしく
イドだっけ？最南端でも静岡らへんかな？
だから平積みで保管してある木材もイイ状態を保ってるんじゃないかな。って期待したのがひとつ。
それと割とちゃんとオリジナルシェイプな所。
超乱暴にエレキギターの事を言うと、レスポールかストラトかスタインバーガーの亜種にしかならないのね。
ブリッジの種類とボディから弦の距離、材質その他加味した上で。PRSも特殊配合ギブソンだと思ってる。誤差を広くとってオリジナルって言ってるだけで基本はフェンダーとギブソンに帰属するんよ。それか間の手か。
ハンドメイドギターも所謂コンポーネントっつってボディだけ、ネックだけ既存のを買って塗って組み込みして¥300,000行かないくらいかな。その辺で売ってる。フェンダーやん。ってやついっぱいある。極薄ラッカー、レリックやめぇ。30年くらい弾いてれば自然にそうなるって…枯れ木みたいになるぞ。
イイか悪いかはさて置き、特許取ってるのがヘッドシェイプだけだから自然とそうなるよね。昔のグレコとか普通に本家より良かったらしいし、アメリカンクオリティ続けてたら淘汰されて然るべきかな。キブソンは相変わらずハンダがウンコだしフェンダーは今の時代一生モノにするにはなんだか味気ない。エフェクターの回路とかも特許無いからちょっと定数変えただけで値段３倍くらいする奴がバンバン出てる。見た目は上手くやってるからTSなんだな〜とか、あーMUFF系ね。って分かるけど、こないだレナンドカフが見た目似せすぎて流石にエレハモに怒られてたね。
何が言いたいかって言うと好きな形のギターを、そこそこの組み込み精度で、適正価格で、ってなったらKIESELがマジで丁度いいんだよね。金持ってて待てる人だったらスケベとかマヨとか買えば良いし。
あとKIESELって普通に安い割にコンポコンポしてないんだよね。Kiesel Guitars Guitar Models
これってバカでかい工場でバカデカいルーターとか使ってバンバン作るから色んな形に出来るんだよね。ハッキリ違いがあるのがクソデカ・ベベルの部分
うちのテレキャスとの比較で分かると思うけどギターの向かって左の部分がガッツリエグれてるじゃない。コレカッコいいんよ。スケベとかもやってるね。
レスポールはアーチドトップっつってまたちょっと違う感じ。
こんなん大量生産すんにはプログラム組んだルーターが必要だから個人規模だとなかなかキツい所なんじゃないかな。俺は今後欲しくなったらとりあえずKIESEL覗く。ファクトリーツアーでちゃんと事業してる会社だってわかったのもデカい。CARVINの頃からの機械も多いのかな？
Kiesel Factory Tour 2021 | Part 1/2 - YouTube
ってな感じでスマホ一本でオーダーギターを手にした話、いかがだったでしょうか。
現代って感じがしていいよね。道具はやっぱ拘るだけ拘りたいよね。
電気ギター故にピックアップの抵抗値と磁石と高さで出音はほぼ決まると思ってるけど、実際木材の音の違いとかナットやら弦やらコンデンサやらピッキングやピッキングやピッキングで結構音が変わるからオモロいんだよな。沢山勉強したけど結局いいギターは弾いてるとどんどんテンション上がるからフィーリングなんだな。って思う。
色んなギター買って売ってってしてきたけど未だに弾いた事ない材も多いし、これからも楽しみだわ。
2022年、そんなギター持ってツアーやってます。
JACK CLOUD9言います。超展開メロディックメタルコアバンドです。
次はつくばに行くぜ。
新しいマイクプリも買ったしレコもがんばるぜ
全ストレスからの解放顔
