#23疎まれて好かれる

おはよう。よじはむだよ。

ここんとこ明るい話題ばっかりだったから手の内をひけらかすアレな話を少々。

しゃかいに揉まれ　とかいに揉まれ

でおなじみの現代社会。何かあれば逐一なんとかハラスメントだと騒がれる昨今であるにも関わらず年間2万人位自殺してるらしいそうで。

2万人っつったらあんた。武道館が余裕で埋まって立ち見が出る程だーよ？

精神疾患のお友達はその何倍、何十倍いるのかしらね。

人間って生物誕生ガチャだとSSR級で、更に日本産まれなんてレジェンド級の価値なのに、そんな国でバタバタ自分で死んでくなんて奇怪この上ないと思わないかい？

俺は生物誕生ガチャが大当たりで、日本人って動物を受肉したから色々考えて残す事ができるみたい。一応ブラック企業を経てそれなりの会社でやっているので多少は参考になるかと。やっていきを、やっていこう。

〜しゃかいの基礎知識〜

俺は日本社会しか知らないから結構マクロな話題しか話せない事を先にいっとくね。

日本社会の基本設計は間違いなく"怒られたくない" から始まって終わる。

だから組織の所謂"なんとか長"ですら脅威からはへり下って逃げる。怒られない為なら手段は選ばない。場合によっては仲間を差し出すことも吝かではない()と言ったご様子。部下はもっとハードル低いよ。

とどのつまり縦社会は政治力×攻撃力の総合戦闘力デスマッチ。先に謝らせた方が勝ち。怒られた方が負け。上司バフがほんとにつええ。

〜ルールで縛る〜

逐一ルールを決める。だってヒューマンエラーがこわいんだもん。

外れたら決め事を破ったそいつのせいになるルールを決める。上は血眼で従わせる。そして下々は脳死で従う。皆、怒られたくないから。

現におしごとの大半は怒られない事から逆算する。怒られないためにトラブルをこなす。怒られないための書類を作る。どんなに面倒でも、怒られないためなら。うちには怒られない為の通路まである。本質？そんなん後後…

上のもんたち、自分に非があるってなった時オモロいぜ〜。目泳ぎまくって悪者を探すんだよ。本質？そんな(ry

全くもってクリエイティブのカケラもないご様子なのに経済が回ってるの、とてもすごいと思う。

〜発生。同調圧力〜

こんなことやってると同調圧力が産まれ出す。

はじめはひとつの"型"が出来る。守破離みたいな立派なやつじゃないよ？開かない鋳型みたいなヤツ。それを何年も何十年も続けると破っても意味がない強固な型になる。そして同調圧力を駆使して一人一人個人に、みんなでつくった印象の"型"をはめる。みんながはめる。

この部署の○○ってヤツはこう言う奴だ。上司の○○は本当に仕事をわかってない。こないだの新人はこう言う奴だ。

最終的に下々のモノがお互いの型のハマり方で優劣を決め出す。上司〜。私会社の為にこんだけの事してるんですよ？あいつと違って。なので査定を…査定を…と。これはひとりごとなんだけど、奴隷は足枷を自慢し合うそうだね。

〜増殖。事なかれ主義者〜

こうなってしまったら皆一様に自ら型に入っていく。怒られたくないから。社会人らしい髪型、社会人らしい服装、社会人らしい立ち振る舞い、話題、車、遊び。

変なことをすると"何か"言われる。あぁ…あの人がこう言うかもしれない…。この書類の書き方だと上司○○が文句を言うかもしれない…！あぁ…あぁ…。と、妄想を過度に現実に当てはめてひたすら勘繰ってしまう。

コシのない生地をこねてこねて、こねてこねて、出来上がったのは素気ない見た目をして当たり障りない事を言うミニバンに乗るキャンプorギャンブル趣味の人、完成〜。ﾁｬﾝﾁｬﾝ。みたいな。それが幸せかどうかは各々に任せます。

と、まぁ貰えるカードだけでデッキ組むとこんな感じで一丁上がりよ。自分が自分のことをどうしたいか分からない人生は怖いねぇ。。。富国強兵の罪は本当に重い。

〜禁断の問いかけ「ぼく、わたしって、なんのために生きてるんだろう」〜

「個性 」って言葉がある。

勿論みんな持ってるもの。ないけど、確かにあるもの。産まれつきあるもの。

それは感性だったり、得意な事だったり、話術だったり、思いやりだったり。

社会に潜り込んで暫く経つとふとした瞬間、「ぼく、わたしって何だろう。」って問いかけを自分にするようになる。最終的にセーブ不可になる分岐点「なんのために生きてるんだろう」に帰結する。これ間違えるとバッドエンドになるよ。

そりゃそうだべ。"ぼく""わたし"は自分のことを何も決めていないんだもの。幼少期から正しい答えを執拗に求めさせられた結果が今の君だ。

確かにあった個性が追いやられて小さくなって、周りが当てはめた本当にあるべきぼくに成り代わってるんだよ。

そうなったらもう遅い。無様にいままでの自分を変えて見せても周りが是とならない。「あいつは急にどうしたんだ？」「お前は何を目指してるんだ。」間違いなくネガティブな言葉が死ぬほど飛び交い村八分に合う。なんでかって？そいつの感性が追いついてないからだよ。それに自分より楽しそうなやつを見ると何としてでも引き摺り下ろしたいんだ。こう言うやつは本当に沢山いる。なんとかして君より上に立ちたいんだ。だからなんとか君を下に見て、楽に愉悦したいんだ。

ちなみに自分にふりかかる"人目"がビームに見える人たちはここにすら立たない。立てないんだよ。選択肢が無いから選べない。そして土日で疲れが取れない人は緩やかに朽ち果てていく。知らないうちに心が壊れてる。

長時間残業やストレスがかかるほどの仕事量、クソ飲み会は間違ってもやってはいけない。優しさはじりじりと食われるんだよ。

〜はみ出しものは超目立つ〜

俺なりの「解」パートになります。

繰り返しになるけど、俺がいるような下界は同調圧力により基本脳死で回るように設計されているので、ちょっとでもはみ出すとめっちゃ目立つ。コレを俺は逆手に取ってる。

以前会社の食堂で飯を食う時に邪魔だったからロン毛を縛って食った事がある。どうやらこの程度でとんでもなくザワついたらしく、その後友人から忠告を受けた。「お前が女みたいに髪を縛るからみんなザワついてお前の話をしている」と。

そん時に笑顔が溢れた。カイシャ、なんてチョロいんだ…簡単に目立つじゃないか…って絶望と愉悦を同時に味わったことを覚えてる。普段注目なんて浴びないから新鮮だったよ。

そもそも髪の毛なんて本質じゃないから形を変えることは大したことじゃない。ありがたいことに多少何度も怒られてるうちに「あいつはそう言うやつ」ってバッジを付けてくれる。これがさっき言った型だ。完全に悪用してやってるお陰で過度な期待はされずに浮いた存在になっている。

あと車か。俺、運転席と助手席しかない最高の車ロードスターに乗ってるんだけど、アレ初めて会社に乗ってった時も散々いじくられたみたい。

みたいってのは又聞きが主だから。居るんだよね。鳩が。

いやなんでって思うかもしわないけど、本当に暇かつ無理やり話題出して喋ってるんだなって分かるんだわ。そう言う連中が。人が車買うってなるとすげんだよね。何で買った？どうやって買った？ローンは？家族は？こんな話題で持ちきりになる。

俺も会う人会う人によく言われた。子供居るのに何で?とか荷物乗らないじゃん？とか燃費悪いじゃん。ハイオク？？うえ〜。って。

説明すんのもめんどいから「そっすね〜」しか言わないけど、仲良くないのにわざわざ言ってくる人は大体社会の型に入っていく人たちだったね。でも自分は自分で居たいからはみ出しモンは下に見なきゃ納得できない。わかるわかる。辛いよね。でも出来れば近寄らないで欲しいかな。

と、まぁ俺は人目も見えないし、知らないやつに蔑まれたとて逆に蔑んで下に見てるから毎日ノーダメで社会を泳いでる。社会は社会の中でしか発展してこなかったから自分のゼロ点を持って、逐一俯瞰して見るだけで楽に攻略出来る。

会社ですら自分の事をよく思う人、普通の人、嫌いな人の層がある。ここは結構変動的で、人伝の印象で大分決まってしまう所がある。ただ全員にわかってもらわなくていい。少しはみ出すと、はみ出した事を面白がる人と友達になれる。この人たちが本当に強い。

面白いやつに絡みに行く人って感性が育っててコミュ力があって優しい、仕事が出来る陽キャなので基本職場でも愛されている。その人が間接的に伝えてくれるんだ。「あいつはあんなだけど話すといいやつ」って。

そうすると大体70%程の普通の層の印象が大分良くなる。下手したらその中の7割くらいがなびくんじゃないかな。フォロワーは無闇に増やすんじゃなくて丁寧に増やすんだ。こうすると自然で居られるし、尊重されるから毎日ハッピーになる。

〜足枷の自慢から抜ける〜

自分のセンスを表すいろんなもんがあるね。車。時計、服、旅行…この世にはピンからキリまでなんでもある。ただ、これは周りの目を気にして買った瞬間表現ではなくただの消費になる。そして人生充実ランクマッチに強制的に参加することになる。

逐一報告するんだ。ロレックスを買った。SUVを買った。どこそかに行った。あんなんアホなママ友のランチ会だけで十分だわ。

人生充実ランクマッチはサラリーマンではラファエルどころかその辺のベンチャー社長にすら絶対敵わないので上見たら本当キリない。安いフォロワーと安いいいねに何十万何百万も払う世界の何が地獄じゃないのか…やめよう。危ない。

〜おまけ:資本主義ドッキリ〜

他人の一挙手一投足を案じて自分が捻じ曲がって行ってしまうといつか取り返しがつかなくなる。

やっと定年だ！なにやろっかな。なにやろっかな。何…すればいいんだろう。。。そもそも僕って…誰…？　

テッテレー。資本主義風社会主義ドッキリ、大成功〜。君はだーれだ。チクタク。答えられないと虚無がまってます。

こわいだろ。

死なないように、心の声を聞こう。ちょっとずつでいいから外乱を消そう。過度な妄想は立派な病気として存在するけど、病気にはなりたくないでしょ。

変化を起こした最初は波が立ってしまうから何を言われるか分からなくてこわいけど、君がそれでいいと思ったらそれが正解なんだよね。繰り返すうちに少しずつ心がほぐれてきて、いつか凪いでいくから、時化が収まる時をじっと待とう。泳ぐのはその後でいい。

自分と一緒に沢山遊ぼう。例え誰かに疎まれたとしても。