#4バンド

お疲れ様。よじはむだよ。

みんな音楽好き？俺は普通。心の底から本当に好きなジャンルって言うと耳かきASMRかな。

さて置き、人格が形成される前からバンドをやり続けてもう15年。令和の現在は世に溢れる天才達のゴボウ抜きをあっさり見送り有象無象の中で溶けてる30歳のバンドマンになってる。

そもそものきっかけはひょんな所から、親戚のおじさんにベースを貰ってビビっと来てからと言うもの雨の日も風邪の日もインフルエンザの時も、転職した時も結婚した時も子供が産まれた時もずっとバンドをやり続けてきました。凄いでしょ。

少しハネた時代もあったけど、大体は友達か、お情けで見てくれてる名前も知らないお互いの音楽についてあまり関心がない対バン及びPAの前で演奏してきやした。

どこに行っても集客が有るといいね。って言われる始末で、オリコンやビルボードにお熱な音楽の神様にはとっくに見限られた存在である。

ただ今はマシかもしれない。高校生の時は全く尊敬できないフリーターの先輩方に聞いてもいないのにあーでもないこーでもないと延々と講釈を垂れられまして本当に嫌な気持ちになりました。本当に嫌な気持ちになっていました。でもみんな辞めちゃったからいいんだ。あんなに打ち上げやMCでアツく語ってたのにマジでウケる。

今は立場が逆転してライブを企画するバンドの一員として携わっているのでしょーもないアドバイスは一切せず楽しくライブをしております。

億通りあるジャンルの中でお互いの感性に口出しするのはご法度だよ。よく聞く言葉だと　ダセェ　ってやつだと思う。

あるとすれば感性が震えた時に言うありがとう。だけなんじゃないかな。みんな違ってみんな変。

そいえばあまり音楽について語る事は無いな。

今の俺の立場を超かっこよく言うとコンポーザー&エンジニア　悪く言うと趣味の延長。器用貧乏。良かった点があって、ミックスし始めてから音の好みがなくなった。全部いい。ダメな音はダメなりに使える。

でもこうして少しずつ作品が世に出てる所を見ると、あながち間違いでは無いんだなと思う。あとはフローに委ねるだけ。

インプットをたくさんしたら水が口から溢れるのかと思っていたけど実際にはバケツの土手っ腹に蛇口をつける作業をアウトプットと言うんだろう。俺のはやわらかい蛇口である。すごいぞ。

そしてやっとこの歳になって音楽をフラットに捉えられるようになったんだなって思うのよね。

自分が好きなジャンルが最強で他の音楽の事なんか考えもしなかったし、恥ずかしい話見下したりしてたけど全く違うんだよね。音の数だけカルチャーがあるのよ。

もっと凄くなると人生狂わしたりね。往々にしてある。バンプとか思春期にブッ刺さるじゃん。アレアレ。あと重いヤツなんか結構切磋琢磨してるからあっという間にオッサンになってる。カッケーんだよな。やり続けてるオッサン。俺もカッケー沼に下半身浸かってます。もう少しの頑張りで絶対チャクラ開く。多分。お願い(笑)

そんなに焦らなかったから至って普通のテンションで楽しくやってこれたんだと思う。

そもそも皆自分が一番かっこいいと思ってステージに立つのだから、優劣が有るのは当たり前だろう。

ただステージに立って輝いてる間は間違いなくその街で一番の存在になれるからクセになって辞められないのよね。

この最高のじこまん(自己満足)皆に届くといいな。

あとは仲間かな。うまくいってるのもいかなかったのも全部楽しかった。

こうなれて本当によかった。