ひとりっこよじはむ

よじはむだよォ〜おもしろいよォ〜

#5昔好きだった子に会ってきた話

花粉がスゲェや。よじはむです。

ある日、流石に細かい所がなってないってんで、よじはむ家でバンド練習をした後、一応高校の同級生であるベースの大ちゃんと卒アル見ようぜ!ってなってね。

あ、一応同級生って表現は在学中はお互いなんかいけすかないヤツと思い合っていて、一度だけ文化祭のお化け屋敷で軽い会話を交わした仲だからなのね。

大ちゃん飼ってたハムスターが死んだせいでメンタル壊して途中で辞めちゃったから卒アル見てないんだよね。故に思い立って一緒に見たのよ。

俺も超久しぶりに開いたし、そもそもあんま友達居なかったから全く見たことないヤツとかわんさか居て、お前ほんとに学校居たんか〜とか言われたり、逆に大ちゃんは地元だし友達居たからすげー詳しくてよ、逆に途中で辞めてんのに詳しすぎんだろwとか言い合って楽しく見てたんよ。変な先生の真似とかしてね。

そんで当時校則が変に厳しかったよね。とか誰々は今何をやってる、とか全然知らなかったけど死んじゃった人とか結構居たりして、マッタリした感じになったんよ。

そんで興味を無くし始めて流し見をはじめた卒業アルバムでふと目に止まった女の子が居て、俺そいえばこの子好きだったわ。って思い出したのね。

 

修学旅行の時に当時超貴重な友達の部屋に遊びに行ったら初めて喋る女の子が居てさ、今なら好きー!って分かるんだけどチェリーよじはむにそんな事分かるはずも無く、めっちゃ人見知りしてる子にお構い無しに絡んで行ったらなんか打ち解けてくれて

そのあと別に共通の話題とか無いのに普通に仲良くなって、ちょっかいかけすぎて一瞬嫌われたりってまぁよくある男女の友達みたいになってたんだけどもう完全に絶対に好きだったのよ。なんでわかんねぇかな。童貞この辺てんでダメ。バカ。

その後は普通に過ごして、仲直りとかしてそろそろ卒業だなって時にふらっとその子のクラスに遊びに行ったんだ。何でかわからないけど多分第六感。そしたら呼んでないのに来てくれて、小上がりになってる教卓と黒板の間で、ちょっと話したのね。

そん時なんか俺物凄い変な感じだったんだよ。全然喋れないしなんか無駄に緊張してるし。顔見れないし。勘違いだったらほんと恥ずかしいけど女の子の方もなんか変な感じだったんだよね。

そんなんで変な空気になったのに耐えきれず無理矢理「じゃ!」って言ってその場は立ち去ってあっという間に卒業。チェリーよじはむはマジもんのいくじなし故にビビってその子と一回も会話しないで卒業。いい加減にしろよな。

その後はとても雑に生きて、先輩のヘルプもあり某ニコニコ動画に弾いてみたを上げた関係で歌い手のカミさんと会って結婚。って感じになったんよ。この辺はまたそのうち詳しく。

 

回想シーン終了。こんな感じのよくある話。

 

で、大ちゃんに事の顛末を話したんよ。俺この子好きだったんだよね。って。そしたらヤツ「俺この子の妹と友達」とか言うわけ。クソビックリした。

しかもやたら詳しくて、卒業後はとあるお店で働いてて、今も居るって言うのよ。二度ビックリした。今もいんの!?って。

じゃ、会えんじゃん。っつって1週間くらい悩んで行ってきました。

結局3回行ったんだけどはじめ2回はいなくてさ、大ちゃんコノヤロウ。嘘かいなって半信半疑になってた。

その後ちょうど千葉でバンド練習があったから早めに出て行ってみたのね。

 

店入ったら目の前に居た。クッッソビックリして目逸らしちゃった。ちょっと飛んでたかも。

 

女の人って結構変わるから分かるかなって不安だったけどマジそのままアップデートしたお姉さんって感じになっててドギマギしちゃった。俺30歳で子供2人いるのにね。

とりあえず精神安定剤のコーラと、大ちゃんに感謝を込めてなんか可愛いチョコと、俺普通にメシ買いにきただけだから。感を出す為に菓子パンをブルブル震える手で取ってレジへ。

丁度その子がレジ打ってくれたんだけどなんか俺物凄い変な感じだったのよ。変な緊張で手震えるし恥ずかしくて顔見れないし、何で女耐性無いのに無策で突っ込んだのかここで後悔したんだ。

頭真っ白だったけど振り絞るように「ァ…袋オナシャス…」と「クイッペイデ…」だけ頑張って言った。クイックペイは手震えすぎて失敗した。生まれて初めて電子マネーをミスった。やめて神様今じゃない。

そんなん恥ずかしいじゃん。逃げるように店を出て車乗ったはいいものの、もしかしたら気づいたかも…って期待を込めて店の中を見たら相方の大学生っぽい子がこっち見てたからあぁ、多分気付いたんだろうなって思った。

その後練習で会った大ちゃんに事の顛末を話ししたら大笑いされた。俺もつられて大笑いした。

お前そこはレジで言えよ!とか言われてね。言えるかいな。恥ずかしいわ!とか。スタジオのロビーでしばらく話を聞いてくれたから助かったわ。

 

その後は何も無い。卒業式の時みたいに恥ずかしくて一回も行けてない。カミさんも居るしね。

結局歳とって、なんでも分かったふうになったとしても昔から変わらないところは本当変わってないんだな。干支が一周しても変なとこはずっと変なまま。向こうン十年もそうだろう。

だけど多分これでいいんだろうな。

 

曲、作るかぁ。

どっかで聴いてくれたら嬉しいな。